メモの魔力【メモは生き方である】
メモは生き方である
本日は前田裕二さんの「メモの魔力」を拝読しました。
前田さんは8歳で両親をなくし、小学生の頃からストリートミュージシャンになるという壮絶な過去を持っています。本書では前田さんが現在までの家庭でメモのどのように活用していったかが綴られています。
メモ≠記録
メモとは簡易の記録として使われがちですが、前田さんのメモの活用方法はまるで違います。
とにかく「深堀り」します。
なぜその事柄に興味をもったか、なぜこれは評価されているのか、なぜ自分はこういう人間になったのか。日常で何気なく素通りしていくことも徹底して考察します。
一見病的にも感じられるその「メモ魔」っぷりですが、そうして得た知見は他の表面的な知識や自己理解とは一線を画しており、物事の本質を向き合う力を感じさせます。
本書には物事を本質を掴む「抽象化」と抽象化したものを自身の役立つものに変える「転用」が多用されますが、この概念を知るだけでも一読の価値がある本でした。
アイデアを出す方法やメモの取り方も詳細に記されていた為、今後活用していきたいと思います。